アクトレス / 2005R18
神は漆黒の空に、太陽と月を生み出した。 まばゆい太陽は祝福され、多くの命と共に生活を始める。
対して、仄暗い闇の中、月は孤独のまま。 やがて月は、深い悲しみと寂しさのあまり、涙を流した。
白銀の雫を。
月の涙の美しさに心を奪われた神は、それを拾いあげると命を与え、自らの遣いとした。 故に月の涙から生まれた彼らは、太陽の黄金の光ではなく、 月の純白の光でできているというー