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夏空カナタ

夏空カナタ

ゆずソフト / 2008R18

日本で唯一の常夏の島『塔弦島』 沖縄と変わらない緯度にありながら一年を通して真夏に近い気温を保つ不思議な島である。 何故そんな不思議が起こり得るのか? それは海底火山からくる海流の影響などと言われているが、どれも噂の域を出ず、真実を知る者はいない……

-茅羽耶の章-

冬休みを利用し、島でペンションを経営する叔母のもとに訪れた『朝倉壮太』 ペンションでアルバイトをしながら従妹である『三好由比子』、『双葉』姉妹や、幼馴染の『六角五郎』と楽しい日々を過ごしていく。

そんな中、壮太は立ち寄った喫茶店で一人の少女と出会った。 気さくで明るい『上坂茅羽耶』という少女と交流を深める壮太。 楽しげに話すうちに、壮太は彼女から父親の誕生日プレゼントの相談を受ける。

明後日に誕生日を控えながらも、まだ贈るプレゼントに決めかねている茅羽耶。 壮太は真剣な彼女の相談に乗り、アドバイスを行い、なんとかプレゼントの手作りケーキを作り上げることに成功する。

喜び合う二人は、一緒に過ごす時間の中で、互いに淡い恋慕を抱くようになっていた。 まるで惹かれ合うことが運命であるかのように。 そして二人は、夕暮れの浜辺で導かれるようにキスを交わす。

照れながら走り去る茅羽耶。 その姿を、やはり照れながら見送る壮太。

翌日になり、壮太は昨日心の中に生まれた幸福感に浸りながら、喫茶店へと赴いた。 当然、茅羽耶に会うために訪れた壮太だったが、その先で体験したのは想像を覆すような出来事だった。

「そもそも、あなたは誰なんですか?」

再会した茅羽耶は冷たく問う。 まるで、知らない人間を見るような瞳を壮太に向けて……。

愕然とする主人公は茅羽耶の秘密を知ることになる。 事故で短期記憶障害に陥った少女……記憶を三日しか維持できないという上坂茅羽耶。

出会いも、二人で悩んだことも、キスをしたことも……全て失われてしまった茅羽耶の記憶。

その事情を知った壮太は、彼女の記憶と真正面から立ち向かうことを決意する。

記憶を三日しか維持できない少女、上坂茅羽耶との出会いが朝倉壮太を物語の中へ誘っていく。 そして触れる島の秘密と、少女の秘密。 全てを知った二人が向き合う真実とは――?

© ゆずソフト / EOCS : 24992F